大学生活振り返り
香川県で大学生をしており、この度工学の修士を修了したので、 大学生活6年間の振り返りをしたいと思います。
大まかな経歴
- 2013年4月 島根県立出雲工業高等学校電気科 入学
- 2016年3月 島根県立出雲工業高等学校電気科 卒業
- 2016年4月 香川大学工学部 電子・情報工学科 入学
- 2018年2月 GMOペパボ株式会社 福岡支社 インターンシップ
- 2018年8月 株式会社はてな インターンシップ
- 2020年3月 香川大学工学部 電子・情報工学科 卒業
- 2020年4月 香川大学大学院工学研究科 信頼性情報システム工学専攻 入学
- 2020年8月 サイボウズ株式会社 インターンシップ
- 2020年9月 ヤフー株式会社 インターンシップ
- 2022年3月 香川大学大学院工学研究科 信頼性情報システム工学専攻 修了
B1-B3
プログラミングサークル
B3まではSLP というプログラミングサークルに所属していました。 poulenc.eng.kagawa-u.ac.jp
研究室に配属されるまではプログラミングサークルでWebアプリを作ったり、 サーバ構築の勉強したり、MacBook ProにLinux入れて遊んだりしてました。
サークルに所属するまでは、Linuxに触れたこともなく、ちょっとプログラミング言語に何個か触れたことがある程度でした。 Webやネットワークに関する知識もありませんでしたが、サークルの活動などを通して多くのことを学ぶことができました。
インターンシップ
B2の2月、B3の8月-9月にインターンシップに参加させていただきました。 多くの技術を学ぶことができましたが、ふわっとしていた自分の目指したいエンジニア像や、 企業で働くということについてより具体的になっていったと思います。 そして、インフラ系のソフトウェアエンジニアがやりたいと思うようになりました。
その他の体外活動
B4
卒業論文
卒論シーズンなので卒論に集中してました。 当時は1年を通してシステムを開発することがこんなに難しいのかと思っていました。 自動テストやCIの導入を行い、継続的な改善活動を行うことの大切さを実感できました。
テックカンファレンスへの参加
テックカンファレンスを見に行くために福岡や東京に行ったりしました。 技術的な知見を多く得られました。 また、僕自身こういったカンファレンスで発表できることに憧れ、 就職するときにはこういったカンファレンスに参加している企業を見てみようと思うようになりました。
2019年に参加したカンファレンス
- Ruby会議
- CloudNative Days Fukuoka 2019
- CloudNative Days Tokyo 2019
M1
基本的には大学院の講義、インターンシップ、就職活動、研究システムのプロトタイプの開発に追われた一年間だったと思います。 また、コロナ対策にドタバタして遅れをとってしまった年でもありました。
リモートワーク環境の整備
大学院の講義はリモートになったばかりで色々と慣れるのも大変でした。 デスクトップPCの性能を盛って、4Kディスプレイを買って自宅の環境を強化していました。
メインPCはこんな感じの構成になりました。
- CPU: Intel Core i9 10900K
- GPU: NVIDIA GTX 1050Ti
- RAM: CORSAIR DDR4-3200MHz CMK32GX4M2D3200C16 16GBx4
- SSD: WD SSD SATA 1TB WDS100T2B0A-EC
- マザーボード: ASUS PRIME Z490-A
- 電源: CORSAIR CP-9020196-JP
- CPUクーラー: CORSAIR CW-9060044-WW [簡易水冷CPUクーラーiCUE H115i RGB PRO XT]
- Display: Dell U2720QM 27インチ 4K モニタ
- OS: Windows 10 Pro
研究活動、研究室のアレコレ
研究については、COVID-19対策のため、リモート環境の整備にドタバタしてあまり進まなかった気がします。 就活もあるので、プロトタイプの開発と評価実験を軽くやる程度で論文はかけそうもないということで指導教員の先生とも合意していました。 基本的に大学に行くことはほぼありませんでしたし、研究室に関することはほぼ何もやっていなかったと思います。 唯一やっていたのは、研究室でVagrant、Ansible、Docker に関する勉強会をやっていました。
進路
進路に一番悩んだ1年間だったと思います。
インターンシップには2社参加させていただきました。 どちらもオンプレミスの自社インフラを持っている企業でした(Cybozu, Yahoo)。 インターンシップではOSSをやったり、チーム開発の経験を積むことができたりで大満足でした。
就活の軸としては、 「オンプレミスの大規模なインフラを持っていて、ソフトウェアによってスケールするインフラストラクチャを必要とする企業でソフトウェアエンジニアをやりたい」 という感じで働ける企業を探していました。
3社受けて2社内定をいただけたので、無事就職活動を終えることができました。 それまでに多くの企業の方々や大学の先輩方に進路の相談に乗っていただきました。 おかげさまで無事就職することができました。ありがとうございました!!
M2
M2になって、コロナもそこそこ落ち着き、大学にも行くようになりました。 本格的に修論のテーマに取り組んでいくために大学に行くようになりました。
研究室内の勉強会
M2になっても研究室で勉強会を行っていました。 Infrastracture as Code, 自動テスト, CI, コンテナといったテーマを扱いました。
研究室のサーバ管理
研究室のサーバの管理をやるようになりました。 現状、物理サーバの管理に関する知見が更新されないままになっていたので、 誰も使っていないけど、誰も手を出せないサーバたちとなっていました。 そのため、研究室でサーバ管理チームを作って知見の共有と一括で管理する仕組みの導入を行っていました。
詳しくは今後ブログにまとめようと思います。
副指導教員との出会い
今年大学に来られた講師の先生が副指導教員になってくださいました。 Linux カーネル、ストレージ、システムパフォーマンス、クラウドコンピューティングなど多くの技術的な知見が得られました。
研究活動
研究会と、国際会議で1本ずつ論文を執筆しました。 コンテナのセキュリティポリシーに関する研究テーマでした。 国際会議の論文を書いているときには自信やモチベーションが低下して、いろんなやる気が無くなっていましたが、 最後にはやってよかったと自信を持って言えます。
今後も続けていきたいという気持ちが大きいので、 なにか成果が出たら公開したいです。
OSS活動
OSS活動もたまにやっていました。 インターンでRookというOSSにコントリビューションをしたのがきっかけで、興味があるプロダクト、自分が使っているプロダクトの開発に関わりたいと思うようになりました。
実際にyoukiやkubesprayにコントリビューションしました。 ライブラリの更新やバグフィックスなどが主でしたが、良い経験になりました。 時間ができたので、再開しようと思います。
大まかな振り返り
やってよかったこと
やっておけばよかったこと
- 英会話
- 海外旅行
- IT企業で長期インターンやアルバイト
謝辞
この大学生活6年間で多くの方々にお世話になりました。 指導教員、副指導教員の先生方には研究の方針の相談、 技術的な情報交換の数々、論文の指導などなど数え切れないほどお世話になりました。 大学の先輩方には、進路に関するアドバイス、技術の話などなど多くのことを相談させていただきました。
他にも大学や研究活動で出会った方々、 インターン先でお世話になった方々、 Twitter でいつも絡んでくれた方々、 勉強会やカンファレンスでお話をさせて頂いた方々などなど、 多くの出会いのおかげで、多くのことを学ぶことができた6年間でした。
最後に、6年間もの大学生活のサポートをしてくれた家族には頭が上がらない気持ちです。 おかげで熱中できるものが見つかったので、これからも精進していきます。 皆様、本当にお世話になりました!
今後
今年度から東京でソフトウェアエンジニアになります。 自分のスキルが通用するのか、不安ですが頑張ってやっていこうと思います。 しばらくは社会に慣れるのに時間がかかると思いますが今後ともよろしくお願いいたします。